フットボール臭臭鍋
ロマンなきピッチの真ん中で、臭臭鍋をつつく
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大分戦と下村の苦悩
■大分戦を簡単に振り返る

この試合では戦術上、新居がユニークな役割を果たした。
相手ボールの際には、4-1-4-1のフラットなMF4枚に入り右サイドをケア。一方マイボールの際には、タッチラインまでワイドに開き、トップの高さまで位置を上げる。オリジナルポジションが攻守時に15メートルくらい違うので、運動量的には大変だったろうが、後半途中まで見事に役割を果たした。攻撃時のこのややアシンメトリーな布陣は3バック対策としては非常に有効に見えた。
新居がここにいると、相手は裏をケアせざるを得なくなり必然的にラインは下がる。坂本の上がるスペースや工藤が走りこむスペースも生じてくる。
試合終了後の勝利のでんぐり、新居が照れくさそうにしつつ、しっかりやってるのが可愛かったw

また、後半途中までは工藤・下村が高い位置でプレッシャーを掛けることができていたので、全体に高いラインを維持できた。ジェフにこんな組織的でモダンな守備ができるなんて!たった2週の間に色々なことが変わったんだと改めて実感。
一方、後半途中からは運動量が落ちたせいなのか、精神的に守りに入ってしまったせいなのか、ラインを下げすぎてクリアは蹴りっ放し、セカンドボールも全く拾えないという状態になってしまった。高い位置でプレッシャーが掛けられないからラインが下がるのか、ラインが下がるからMFの位置も低くなってしまうのか。

そんな状況の中でも、集中切らさずになんとか守り切った。
澤入HC曰く「ラッキーだった」
いや、それをラッキーにしないのが貴方の仕事だと思うんですけど・・・苦笑。

ベンチから必死にラインを上げろという指示を出しつつ、レイナウド→巻、新居→楽山というカードを切ったが状況は改善しなかった。特に新居→楽山の交代時、楽山にはどんなタスクが与えられていたのか、意図がイマイチ見えなかった。
まあ、澤入HCはプロのコーチとして第一歩を踏み出したばかりなので、あの状況で的確な策を講じろというのは酷な話かもしれない。ただ、今回のHC就任の顛末にしろ、その後の2連勝にしろ、今、彼には確実に「運」が味方に着いている。



■苦悩する下村

正しくは、苦悩していた下村キャプテン。最近発売・公開されたメディアにてその様子が伺い知れる。

まず一つは、今週号(6月3日号)のサッカーマガジンのジェフのチームリポートの一文。
要約すると、4月26日磐田戦にて下村が42分、右に流れていくジュビロ西のマークを池田に受け渡したところ、西にクロスを入れられ失点した。前監督からは、ゾーンディフェンスとマンツーマンディフェンスの併用で、マークは必要に応じて受け渡して良いと言われていた。ところがこの試合後、前監督は控え室で下村を「何で西について行かなかったんだ!!」と罵倒したらしい。

そしてもう一つは、ジェフファン/サポーターにはお馴染みの月刊犬の生活。以下1節を引用させていただきます。

例えば、11節の浦和戦でこんな場面がありました。中盤左寄りで下村東美がプレスをかけに動く、その後、彼は浦和のパスを追ってピッチを横断して右サイドまで走っていきました。これは極端な例ですが、ゾーンで横幅を分割しているはずの守備組織ではあり得ない、本来あってはならない動き方です。どうして、そんなことになっていたのか。



どうしてそんなことになっていたのか?って、そうしないと罵倒されちゃうからですよ〜(涙
パスとドリブルを追いかけたという差はあれど、いずれもピッチを横断してボールを追った訳で、結局守備戦術はゾーンではなかった、いや、ゾーンとかマンツーとか言う以前に非常に曖昧な中でやっていたということなんでしょう。当時の下村の悲壮感漂う表情が思い出されます。

彼はもはや、この苦悩から解き放たれたのでしょうか?そうであって欲しいと強く願います。

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